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佐久間勉艇長顕彰詞

 本日ここに佐久間勉艇長遺徳顕彰祭を挙行するにあたり、議会を代表して謹んで顕彰の詞を申し上げます。

 百年を過ぎた今尚、佐久間艇長の残された言葉は、益々、精彩を放ち、輝き、蘇ってまいります。
一昨年、広島県呉市で、行われた「ひろしま自慢」発表大会において、呉市立中央中学校の生徒は佐久間艇長の精神と、東日本大震災で現れた日本精神とを比較して発表し、大きな感動を与えました。

 最後まで持ち場を守り、職務を全うした艇長以下一四人と、津波に流されるまで避難を呼びかけ続けた遠藤未希さん、命がけで人を助け、少ない食料を分け合った人たち。佐久間艇長やその部下と、百年の時を超えて、東北の被災者の行動は全世界から称賛されました。
呉の中学生は過去の艇長の行動を学び、現在の3.11の被災者の行動を知り、明るい未来に向けて「これから生きていく私たちは、この人たちの事を忘れずに彼らよりも強い沈着勇断の精神を持ち、この意志を未来に繋げていきたい。」と力強く結んでいます。

 恩師を敬い、両親に孝行し、妻子、家族を愛し、部下を思いやり、質素倹約、勤勉努力、沈着勇断、人間としてのすべての徳目を行って神の領域に近づいた佐久間勉艇長の精神を、町も議会も末永く顕彰し、若狭自慢、福井自慢として子供たちに伝えていくことをお誓いいたします。
また、昨年より佐久間記念交流会館で公開された艇長の家族あての遺書には「自労自活ハ独立男子ノ本分ナリ 女子ノ本分ナリ 寸毫モ卑劣ノ依頼心ヲ起コス勿レ」と書かれています。
今まさに若狭町が目指す協働の町づくりには、この自立心が必要です。

 艇長の母、松野の遺影の裏に書き付けた「余ハ赤誠ヲ捧ジテ 君国ニ盡サン 聊カ以テ餘孝ヲ完フシ得ベキカ」の心を以て、私たちは町づくり国づくりに努めることをお誓いいたします。

 終わりに、佐久間勉艇長以下十四名の御霊の永久に安らかならんことを念じ、併せて永らく艇長の語り部として生家に住んでおられた姪の佐久間美枝子さん、一昨年亡くなる寸前まで艇長の資料を整理しておられた孫の佐久間宏さんの御霊の安らかならんことを祈り、ご遺族並びにご参列の皆様の益々のご健勝とご多幸、わが町わが国の弥栄を願い、遺徳顕彰の詞といたします。

平成25年4月15日
佐久間艇長伝記編集委員 小堀 友廣

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花菖蒲「花の御縁」

花菖蒲の苗をもらい育て方を教えていただいた元若狭農林高校校長高山喜平先生の言葉「小堀さんや、一生懸命やりなはれ。そしたらな、まわりの人皆んな幸せになるわな」の言葉が忘れられない。

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